日本人3人に1人が経験。天気痛はなぜ起きる?

日本人の3人に1人が経験しているいわれる天気痛。
その原因は気圧低下を耳が感じることにあることが、最近の研究で明らかにされてきました。
天気痛とは、頭痛をはじめ、首や腰、肩の痛み、過去に骨折や怪我をした古傷が痛むなど様々です。
最新の研究では、温度よりも気圧の影響が大きいとされています。

内耳

天気痛に耳が関係していた!

天気痛には、耳の奥の内耳という場所にある気圧センサー細胞が関わっています。通常、内耳にはリンパ液がたまっていて、体が傾いたときには、リンパ液に流れが生じます。このリンパ液の流れの状態で、体はバランスを保っています。

天気痛のしくみ

交感神経が興奮→痛みにつながる

低気圧が近づくなど気圧が変化すると、気圧センサー細胞が反応し、リンパ液に流れが生じます。体が傾いていないのに、リンパ液が流れると、目からの情報と脳からの情報が食い違って混乱し交感神経が興奮します。この交感神経が興奮すると、持病があり痛みやすいところや、過去に怪我をした箇所の痛みにつながります。


人によって天気痛の度合いが違う

天気痛で現れる症状は人それぞれです。持病や弱いところほど現れやすいとされています。内耳が天気痛に関係していると言いましたが、その気圧センサー細胞の感度は、人によって違うからです。


参考文献:ヘルシスト231:天気が悪くなるとアタマが痛い-「天気痛」の大きな原因は気圧の低下

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天気痛ドクター:名古屋大学 佐藤純先生のサイト


天気痛 気象病

気分まで憂鬱に

天気痛を経験される方のなかには、頭痛や関節、肩、腰の痛みのほか、気分まで憂鬱になりやすい方もいます。こうなると仕事や生活にも影響してきますので、原因を知って天気と上手に付き合い、対応をとる必要があります。

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「天気痛バンド」は日本気圧バルク工業(株)とその他研究者の商標です。